こんばんは。
2019年5月末から。
私はネフローゼ症候群で、入院していました。
いつもは闘病日記を書いています。
↑お見舞いに来たときに、暇つぶしに子ども達が塗った塗り絵。
やはり私とは色使いが違う。
(私の心は汚れているのか…w)
約1ヶ月ほど入院していましたが、私が居る間に入退院で人が何人か変わりました。
この部屋で私が退院するまで一番長く居たのはまさかの自分だった(笑)
色々あったので、番外編的な感じで書いていきたいと思います。
今までの日記内に、3人「こんな方が入院していました」と書いていました。
本日の話はその方以外です。
その後にも、4人入院してきたのを覚えてる。
病室内は、基本静かなので音楽を聴いてないと話がわりと聞こえてた。
普通にしてれば、医師と患者のやりとりは嫌でも聞こえてくる。
途中私のとなりに入って来た、50代くらいの女性(一回だけ会った)。
乳ガンの為に抗がん剤を打ちに短期の入院をされたよう。
お子さんもいらっしゃったようで、よくお見舞いに来ていた。
そこまではまあ普通。
スマホ見たりしてると、まあ出てくる出てくる。
病院のマイナスイメージ。
息子?「病院おったら、病むよなあー。
そりゃ、こんな暗かったらなー。」
「○にたくなるでー。」
娘?「ははははは!!こんなとこ来とーないわー!」
母親は注意せんのかい?
他にも入院してる人いるのに。
窓側なのだから、そちら側はまだ明るいだろうが。
まあ色々な人間がいるから、仕方ないけど。
私なんて、まだ短い方だろうがもっと長く入院されてる方もいる。
治る見込みがなく、それでもなんとか治療されてる方もいるはず。
何も考えてないのか?!👹
私はそこまで重病ではなかったが本当に腹が立った。たまたま私の横で良かったな。
言う人は言うよ。黙れって。
他人の気持ちなんて、一切考えてない。
どう生きてきたら、ああいう発言を。
しかもコソコソでもなく、うるさいくらいの声で言えるのか。
何日か入院していて、何度かお見舞いに来ていたが毎度やかましかった。
イライラもしたが、数日とわかっていたのでなんとか我慢していた。
そうこうしているうちに、退院の日になった。
最後の日、たまたまトイレに行く私とすれ違ったが。
さっさと、さいならー!!!!
と思った。
その後に隣に入ってきたのは若い女の子。
20代前半くらいか。
いつもお兄さんらしき男性が毎日お見舞いに来ていた。
まわりに気を使っていたのか静かに話していた。
何が悪くてかわからないが、一週間くらいの入院で手術を控えていたようだ。
私が検査に行く時にすぐ外のソファーでお兄さんと面会していたようなので、隣の子っぽいなとは思っていた。
可愛らしいかんじの女の子だった。
そして、手術の日。
会話からして、これからなんだろうなというのがわかった。
お兄さんも来ていたようだ。心配だろう。
何回も言うが、嫌でも聞こえるんです!🤣
手術から帰ってからは、麻酔で眠っていたっぽかった。
とても静かだったが【血栓が出来ないようにつける足のポンプ】の音だけがしていた。
数時間してから、女の子は目が覚めたのか布団の擦れる音がしていた。
多分動けない状態だったと想像できる。
少しして女の子の部屋からガチャンという音と共に「あっ…」
と聞こえた。
ナースコールのボタンを落としてしまったのか?
ちょっと考えて…
私が「大丈夫?看護師さん呼ぼうか?」
と聞くと「大丈夫です、ありがとうございます」
と可愛らしい声が聞こえた。
気を使って大丈夫と言ってたら申し訳ないと思ったが。
翌朝、嫌でも聞こえてきたのが隣で医師が
「切った傷を見るの怖い?」
と言っていた。
私は切る系、切れる系には弱い…
手術で切ったのだろう…
動くの痛そうだ…ひー😵
私はチクリ刺され系(持続点滴や、腎生検)なので全然マシだ…
女の子はシャワーも躊躇していたようだし、傷口も気にしているようだった。
しばらくその女の子とお隣同士で治療することになる。
ナースコール?の件以来一度も話すことなく、私が車椅子で検査に出る時に顔を見るくらいだった。
そして、その子が退院の日。
お兄さんが迎えに来ていた。
『あー、まだ私退院できんかー。お隣さん出て行くのかー。早いなー』
と思って寝ていた。
その時、コンコンと壁をノックする音が。
点滴が着いてて、すぐ出れない為ちょっと待ってもらった。
カーテンを開けると
「あの、今日退院するんですよ。これどうぞ。ありがとうございました。お大事にしてください。」
と言って、トマトのゼリーを手渡してくれた。
私が「ありがとう、お大事にね。元気でね。」
と言ってふと女の子を見たら、少し涙を流していた。
私もぐっときてしまった。
そして、頭を下げ私のカーテンを締めて隣に戻って行った。
見ると、手元のゼリーにメモが貼ってあり
『気を使っていただいて、本当にありがとうございました。』
わざわざ気を使ってもらったのは私だ。
あの時に何に困っていたのかわからなかったし、解決できてなかったかもしれない。
なのに、退院の時に挨拶に来てくれて涙まで流してくれて。優しい子なんだろうな…
あの子が少しでも隣で良かったと思った。
どんな病気かわからないけど、ずっと元気でいてほしい。
病院で仲良くなって、毎日会話してるお婆ちゃんもいらっしゃった。
私は特にそういうのはなくていいと思ったし、それより点滴の相棒といつもいっしょなのであまり出歩けない。
点滴も、バッテリー残量も気になるし。
ここまではまあ腹立つ話や、ほっこりな話だ。
色々あっても期間も短い。我慢できる。
が!!!!後半キョーレツな患者さんが向かいに入院することになる!!!!!
私が部屋を変わるまで(その人は退院したあとも居続けたであろう…)いっしょだった…
この話はまた。マジキョーレツだった。
(まあ、病院では普通にあるあるなんだろうけど。)
今日もお読みいただき、ありがとうございました!!!